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 二回目ゲスト そーたにさん(SO-TANI)
名前 そーたに さん
1964年生まれ 石川県出身  
現在『電波少年』『雷波少年』『世界まるみえテレビ特捜部』 『ウリナリ』はじめ 『特命リサーチ200X』から『愛のエプロン2』まで 十数本の番組を手掛ける。
高須氏とは『人気者でいこう』『ぷらちなロンドンブーツ』で一緒。

写真は  Vegasのホテルにて パジャマでお仕事
この夜 スロットの副賞(C賞)で 『House of Blues』の トレーナーを 2回も当てる ちっちゃなツキを使ってしまった 。
  (どうやって作家になったのか、というお話が続いております)
高須 あの「作家予備校」ってさ、一体どういう選考基準だったの??
そーたに んー、純粋にネタ…でしたよ。
高須 あ、じゃあネタをいくつか出してー、、、
そーたに うん、だから、今やってる仕事とほとんど同じ事を要求されてましたね。
高須 そうなんやぁ…。
そーたに 例えば、『元気が出るテレビ』のネタ考えてきてね、っていうことですよね。
とりあえず、僕が選考された段階ではー、ネタを考えてきた20人ぐらいが
マンションの一室に呼び出されるんですね。
で、行ってみたらそこに伊藤さん(テリー伊藤氏)が居らして、
画用紙にマジックで各々のネタのタイトルだけを書いて、
それを壁にだーっと 貼り付けて、個人個人が自分のネタを説明していくっていう、
そのー、 勉強会…みたいなことをやってたんですよ。
高須 へぇー。
そーたに で、ネタに対して伊藤さんが「それはおもしろい」と言うモノもあれば、
説明をしても何も言われずに素通り、ということもあり、
みんなはだから 緊張しながらネタを読んでー、ということの繰り返しで。
『元気』の『失恋傷心バスツアー』なんてその頃に広川君ってやつが 出した企画だし。
割と実戦的な勉強会でした。 それが週に一、二度の割合で五、六回あって、
そして確かその途中で 今度はテレビの方の募集で来てた人達のオーディションがあって、
田中(直人)とかまた20人位が僕ら(宝島組)と合体して…、
そんな流れで二ヶ月ぐらい経った、八月ぐらいかなぁ。
いきなり「じゃ、番組を振り分けるから」と言われて(笑)。
高須 それもすごいなー。
そーたに 君はこの番組とこの番組、はい、君はこれとこれ…って、どんどんと。
高須 えっ、じゃあもうその時から作家としてプロ扱いやったん?
そーたに そう…なるんじゃないでしょーか。
自分の中にそれほどの意識が あったかどうかは別とするなら、
プロ扱い、だったと思います。 だから僕、恵まれてるんですよ。
最初っからギャラも出ましたし。。。
高須 えーーーーーっ!!!(@o@)
そーたに 、ホントにその点では恵まれてるんです、はい。
僕、その一ヶ月後には『元気』と『上海紅鯨団がいく』と
『コムサ・デ・とんねるず』をやらせてもらってましたから…。
後の二つは新番組で、上の作家は二人ずつしかいなかったし。
高須 うわぁー…それは恵まれてるなぁ。
そーたに ですよ、本当にそうなんです。だから今も当時もやってること、
要求されてることはあんまし変わって無くて、一緒なんです。
高須 あー、作家見習いの時期にありがちな、何か資料を集めてこいとか、
ちょっとしたAD業務とか一切無かったんやー…。 それは羨ましい話やで、うん。
そーたに ホントは最初のスペシャルで一瞬だけそういう仕事があったんだけど、
いかに自分にそういう作業が向いてないかっていうのを
しっかりアピールしたら それっきり…(笑)。
好きな事しかやらないもんっ、ていう態度をとってたらすぐに諦めてくれて…。
普通、どこかの事務所に所属して作家になったら、
三年ぐらいは リサーチをしなくちゃいけないんですよね??
高須 うん、全部が全部そうではないやろけど、そういうパターンの方が多いんちゃうかな。
そーたに アレ(リサーチ)が嫌になって辞めていっちゃう若い子、
たくさん居ると 思うんですけど分かるような気がしますよ。
自分にはその時期が無かったこと、
いまさらラッキーだったなぁって思いますもん。
----- …あの、質問。
高須 はい??
----- リサーチって、具体的にはどんなんでしょう??
高須 んー…放送作家がネタを考えるためのネタを用意する仕事。
----- ネタの叩き台??
そーたに う。あと、実際に企画をたてる上での調べものとか。
----- 番組の最後のテロップに「リサーチャー」とか「ブレーン」って出る、
あの部分のお仕事ですよね??
高須 そうそう、リサーチってぐらいやから、いろいろ探してくるのよ、資料とか。
で、作家はそれを受け取って、考えるときの参考にしたりする、ということね。
----- で、放送作家になろうと思ったら、その「リサーチ」っていうのを
経験しておかねばならない、と。
そーたに なんかね、それが必須だ、みたいな空気ありますよね。
高須さんもリサーチってやってました??
高須 やってたよ〜っ。
そーたに ええっ!! うそっ!?(+o+)
高須 いやいや、そんなめちゃくちゃ「リサーチだけ!!」っていうリサーチじゃなかったけどー。
んー、なんかどう言えば伝わるのか難しいねんけど、俺は入りたての頃に、
吉本の大崎さんに「テレビの現場にとりあえず立ち会え」と言われたのよ。
『4時ですよ〜だ』っていう帯の番組が大阪で、ダウンタウンの司会でやってた頃で。
そーたに はいはい。。。
高須 月〜金のそれぞれの曜日に作家が二人ずつ割り当てられていて、
その曜日毎の全部の会議に出席するように、と。
そいで、あの番組って作家もADも全部一緒なの。
会議といい立場といい ごった煮みたいになってて、ほっとんど区別 が無くて、
AD業務も 平気で作家がやって当然です、というムードでね。
必然的に人手が 足りない、というのももちろんあったけどさ。
そーたに んー。
高須 やー、もう、せやから一週間ズタボロになってたもん(笑)。
最初の一ヶ月、給料3万円やで??
休み無しの朝七時出勤、深夜三時まで 働いて、しかも休み無しで。
そーたに …えっ。 一ヶ月で3万円ですか!? 一週間じゃなくて??
高須 一ヶ月で。
そーたに そーれーは…
高須 笑ったもん。何かのケタ間違いかと思ったもん。
時間的にも内容的にも 普通のフリーターで考えたら、
日給1万円でもおかしないっちゅーねん、ていう話。
その後、次の月が7万円ぐらいになって、後は少しずつ上がっていったけどね…
二ヶ月、3万円が続いてたら辞めてたと思う(爆)。
今やから笑って言えるけど、ほんまに辞めよう辞めよう、と思ってた時期やったわ。
寝る時間無いし、遊びにも行けないし、ギャラやっすいしさー、
若者としての不満ががんがんがんがん蓄積しまくってた。
そーたに まして、作家になりたいって強く思って入ってきた人間ならなおさらですよね、
そういう「作家外の仕事」って。
高須 そりゃそーやって。
そーたに リサーチャーやってる間に何がしたかったのか、何のために居るのか、
ワケ分かんなくなってきちゃうんですよ。
高須 俺はその後、しばらくしたら実際に作家として月曜日と木曜日の担当を
割り当ててもらって、そっからまたしばらくしたら『夢で逢えたら』の
構成の仕事が入ってきたりしたから、まだテンポがよかった方やと 思うけど…
そうでなかったら、あんなんだけで何年もは無理やって。
どんだけ作家の才能ある人だって、保たんよ。
そーたに いや、才能があったら余計、ですよ、きっと。
高須 もちろん実際に作家の仕事をしていく中で、AD業務として素人さんの
指導してみたり客を集めてみたり、リサーチして資料集めたり
という事をさせられてたあの頃の辛さが、自分の中ですごくいい
「テレビというお仕事の理解材料」になってんのは理解できたし、
ああ、アレを経験してて良かったなー、と今でも思うねんで??
…でも、それでも程度問題ってあると思うねんなぁ。。。
そーたに 「良かった」っていうのも作家の仕事ができたから言えることであって、
先が見えないまんまでそればっかりだったら、
そんなことを思う余裕も生まれるわけ無いだろうなー、と。
だから、才能ありそうだ、っていう若い人が辞めていっちゃうのが
なんかすごくもったいなくって。。。
「リサーチ」っていう育成のためのハードルが、時々作家育てを
邪魔してる場合もあるんだなぁ、と、ここ最近はよく思ったりします。
あと、本当のリサーチャーさん達に対して失礼だし。
で、改めて自分の環境が恵まれてたんだなぁ、と思うんですよね、本当に。
 
高須 しっかし、そういう風にしてそーたに君やらおち君やらを見つけだして、
リサーチとかをすっ飛ばすような環境を用意したりした伊藤さんって、
ほんまにすごいよね。
俺、一緒に仕事さしてもーたことはないけど、
いつも思うのはそういう「人を見る目」っていうのかな…
テリーさんのそういう直感力って ものっすごいんちゃうかなぁ、と思うのよ。
そーたに それは、ホントにそうかもしれないです。
自分が自分で言い出すと すごくおかしく聞こえてしまうかも知れないですけど。
高須 いや、そーたに君含めて、ものすごく有能な作家を何人も発掘してる わけやんか。
そーたに君達と仕事をしていて、尚更思うんよね。
どやってこんなんあらかじめ分かるんやろ、と。(笑)
そりゃ何回も喋ってたら分かることは多いよ。
でも、一回や二回、 場合によっちゃその本人には会わずに、
企画書だけを見て こいつはいい、こいつはいけてない、
って判断したりするんやろ??
そーたに 確かに「作家予備校」は、最初は企画書だけですもんね。
高須 そんなん無理やって!!(笑)
俺、全然分からんもん。 誰が才能あるのか無いのかなんて、
全然 知らない人間のそんなん判断するの、全くでけへん。
若い人の企画書見て、それが一つおもしろかったからって
「こいついいぞ」とは、できないもん。怖いもん。
そーたに 僕だってそういうの、全く分からないですよ(笑)。
 
そーたに …独特の…独特のチョイスの才能がありますよ、伊藤さんって。
動物が本能的に嗅ぎ分けてるような…
一緒に居て思ったのは、 人を見る目の独特さ、というか。
高須 うんうん。
そーたに 人を見て、その「面白がり方」「良さの見つけ方」が独特で、
直感じみてるっていうのかなぁ。
「こうだから、こうおもしろそうな気がする」っていう。。。
高須 あー…。
そーたに ネタは何でもないんだけど、たまたまそのネタの補足説明で貼ってあった
写真のチョイスとか、ヘンテコな文章表現とか、
『関東大震災を体験したナマズ』 みたいな普段聞かないフレーズとか
誰もが読みすごすようなところに敏感に 反応して、
『だからこいつは多分こんな奴で、こんな所が優れてる」とかね。
ホントに細かくて、理屈が通っていて、独特で。。。
だからといって、それを狙っても簡単に見透かすし。
高須 それこそが「人を見る目」ってヤツなんと違う??
そーたに そうですねー。真似できないですねー。
高須 むーっ、俺にもそんなんあったらなぁっ!!
うまく仕事が振り分けられたりすんのにっ!!
----- …あのー…お言葉ですが。
高須 ん??
----- …高須さんは、それでも結局全部自分でやりたがっちゃう気がしますけど。
全部できちゃうだけに(笑)。
そーたに あ、俺もなんかそー思う(笑)。
高須 あらっ(笑)。
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