『電波少年』『ザ!鉄腕!DASH!!』など、ヒット番組に次々携わる田中さんは、高須さんいわく「理論派の放送作家」。田舎で育った経験から生まれた「DASH村」、ヒットを確信した瞬間は○がおりた時!? 幼い頃に見てきた原風景から導き出されるバラエティ企画のリアルな落としどころについての話など、ヒットの秘密がたくさんわかる話が目白押しの回です。
インタビュー
第1話
2007.09高須
このコーナーで田中くんに何度かお願いしようと思ってたんやけど、
ケータイ電話もたへんねんもん(笑)。
田中
いや、持つ必要がないんですよ。
高須
って言うやろ。こういう人って、たま~におんねん(笑)。
連絡したいけど、ケータイ持ってへんから自宅にかけるやんか。
そしたら大概留守番電話やねん。
で、留守電入れたら公衆電話からかけてくんねんな(笑)。
田中
左のポケットには必ずテレホンカードが入ってますから(笑)。
高須
だって、公衆電話見つけるのも大変やろ?
田中
もうあるところは大体分かるんですよ。
いつも車に乗ってるから、あそこら辺に行けばあるって、頭に入ってるんで(笑)。
高須
こっちが面倒くさいねんって(笑)。
連絡しようにも時間合わすのにももたもたしてまうし、まあいいかって。
これまでも「ケータイ持って」って、何度かお願いしてんのよね。
去年もその前も、2年越しくらいかも知れへん(笑)。
ちょこっと言っては「分かりました」って、承諾してくれんねんけど、
一向に持たへんからね。
田中
そうですね(笑)。
高須
やから、なかなかゆっくり話す機会がなかってん。
だって、番組では『いろもん』でしか一緒にやったことないもんね。
田中
高須さんもそうだけど、松本(人志)さんともお会いしたことも
お話ししたこともないんですよ。仕事はもちろんないし。
系統が違うことになってるみたい。
高須
なるほどな。
でも、『いろもん』で一緒になったときに「ああ、頭いい人やなあ」って思ってたのよ。
で、それからも作ってるもんを見て「面白いもん作ってるなあ」とか、
「この企画ええなあ」とか思ってたから、「どんな人間なんやろなあ」とか
「一回ちゃんと喋ってみたいなあ」みたいなことが2年くらい前からあってん。
“作家温泉”に行くようになって話す機会も増えたけど。
“作家温泉”では、なんなら一番長く喋ってるかもしれへんなぁ。
まあ、アホみたいな話ばっかりしてるけどね(笑)。
田中
みんなの聞かなきゃいけないネタもありますしね、アホみたいな(笑)。
高須
そうやね。ついつい、どうでもええ話になってしまうから、
今日はちゃんと話がしたいなと(笑)。
田中
よろしくお願いします(笑)。
高須
こちらこそ
第2話へつづく
放送作家
田中直人 さん
1964(昭和39)青森県木造町(現・つがる市)生まれ。
青山学院大学3年在学中より伊藤輝夫(現・テリー伊藤)の下で放送作家に。
初めての番組『コムサデとんねるず』(フジ)
好きなもの:猫・温泉・演劇・ラグビー・アーモンド・辛くないカレー