御影屋

高須光聖がキク「高須光聖×久保田智子」 第2話

TBSで報道からバラエティまで幅広くこなされる久保田アナ。広島の出身で標準語のアクセントを学ぶ過程で相当苦労され、ストレスからじんましんになったりと、アナウンサーならではのいろんな話を語ってくださいました。『ニュース23』での筑紫哲也さんとのお話や、お仕事での失敗にまつわるトークは笑えて学べて、必読です。

インタビュー

第1話

2005.12

私のあの頃[1]

☆おひさしぶりです!

高須

久しぶりやなぁ、元気してた?

久保田

ええ、もうおかげさまで元気に仕事頑張ってます。

高須

最近は、どんな仕事をしてるの?番組は『ニュース23』、それに
『どうぶつ奇想天外』っていうのは知ってるんだけど。

久保田

普段はスポーツの取材で忙しいですね。いろんな現場や大会に行かなくちゃ
いけませんから。以前、朝の帯番組『はなまるマーケット』を
やっていた頃よりは、ずいぶん楽になってると思います。

高須

朝の帯番組は、大変でしょう。起きる時間とかもめちゃくちゃやし。

久保田

そうですね。だから、番組をずっと続けてらっしゃる薬丸さんや岡江さんは
本当にすごいと思います。体力勝負ですよ、まさに。

高須

俺、絶対無理だと思うもんなぁ…いやぁ、生まれ変わっても無理だ(笑)。

さて、このコーナーでは順を追って女子アナさんたちのいろんな経緯を
聞いていきますんで、ま、適当に喋ってもらえたら。

久保田

なんだか緊張しますね。武内さんはどんなこと喋ってたんですか?

高須

あいつはもう、ワインを飲みながらあることないことを……(笑)。

久保田

あらら、夜にセッティングしたほうがよかったかな(笑)。

高須

まぁまぁ、紅茶飲みながら、まったりいきましょ。あんまり肩肘張らずにね。

高須

TBSに入って何年?

久保田

今、6年目です。

高須

アナウンサーになろうと思ったのはいつぐらいなの?

久保田

んー、よく聞かれてそのたびに困る質問なんですけど、
中学校の時くらいでしょうか。母親が「アナウンサーがいいんじゃない?」
って言ってたのをなんとなく覚えてるんですね。

高須

それなんでやろ?どう思ったんやろね。

久保田

とくにNHKがいいって言ってましたね。

高須

なるほど、NHK。ちょっと、お母さんの気持ちも分かる。

久保田

公務員がいいって言うようなものだったと思うんですよ。
でも自分ではそんあ風にはあんまり意識してなくて。
ただ、そんなこと言ってたなぁって、今思えば思い出す程度。
大学に入ってからも、とくにアナウンサーになろうと
思ったことはありませんでした。

高須

大学の頃は、何になろうと思ってたの?

久保田

雑誌の編集者になりたかったんです。

高須

活字が好きなんだよね。

久保田

そうなんです。あとは自分がいいなって思ったものを、
雑誌にのせて、みんなに教えてあげる、
読んでもらえるっていうのがいいな、と思って。

高須

人が知らないようなことを、聞いたり調べたりするのが好きなの?

久保田

好きだったんです。あぁ、こんなにいいものあるじゃないの、っていうのを
見つけて。で、それを書くっていうのが好きでした。

第2話へつづく

アナウンサー

久保田智子 さん

TBSアナウンサー。2000年入社、どうぶつ奇想天外、筑紫哲也ニュース23、報道特集などを経て、2013年から報道局に所属し、外信部、政治部、経済部、ニューヨーク特派員とニュースの現場で取材を経験する。現在は土曜朝「あさチャン!サタデー!」メインキャスター。

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