御影屋

高須光聖がキク「高須光聖×渡辺真也」 第7話

高須さんをして「片岡飛鳥の秘蔵っ子」と言わしめた渡辺さん。作家デビューのきっかけがフジテレビの番組だったこともあり、話は必然と『めちゃイケ』のウラ話へ。裏番組に視聴率を奪われて、瀕死だったところからの起死回生の1打となった「数取団」企画は、いかにして生まれたのか?おもしろさをとるべきか、それとも番組の生き残りを選んで妥協するか?放送作家ならではのツラく苦しいせめぎあいがあったというドキュメンタリートークは必見です。
取材・文/サガコ

インタビュー

第6話

2005.08

高須光聖がキク「高須光聖×渡辺真也」

ヤラレタ企画。

高須

なんか、今までに他の人のたてた企画で「これはやられたなー」っていう
悔しかった企画とかある?

渡辺

『未来日記』は、すごく悔しかったですね。
「こんな方法があったか~」という感じで。

高須

うれしいなぁ。じゃ『電波少年』みたいなのは?

渡辺

そっちは自分とは違うジャンルだっていう気持ちがあるせいか、
「すごいな」とは思いましたけど「悔しい」っていうのはなかったですね。
そこは勝てないところだな、というのが「電波」にはあるっていうか。

高須

俺は「電波少年」見たときに「やられた~」と思ったんだよね。
こんなやり方があったか、と。

渡辺

「やられた~」というんであれば、どっちかというと
『炎のチャレンジャー』のほうがやられた感あったかな。
あの番組はおもしろかったですよ。

高須

あー、『炎チャレ』はおもしろかったなぁ。
「これができたら百万円」なんてどうして今までなかったんだろうって、
番組を立ち上げるときに話した覚えがある。

渡辺

システムとしてシンプルで、いろんなことができるっていうのがスゴイなぁと。
あと、他に『ガキ』はいつもおもしろいなぁと思って見てますよ。

高須

お、これまた嬉しいことを。(笑)
俺さ、渡辺に『ガキ』に入ってほしいと思ってたんだよね。
「絶対に笑ってはいけないシリーズ」とか、
ネタ出してくれたら絶対おもしろいだろうと思って。
だけど、まぁ『めちゃイケ』や『はねトび』もあるし、難しいかな、と。

渡辺

それは僕にとって嬉しい話ですね。あんな番組、他には絶対ないですし。

高須

いや、渡辺に『ガキ』はあってると思うよ。
あのくだらない番組のテイストを、理解してくれる作家はそうはいないんだよね。

渡辺

すごく嬉しいです! ありがとうございます。

第7話へつづく

放送作家

渡辺真也 さん

45歳
1993年フジテレビとニッポン放送主催のテレビコント大賞で優勝
とぶくすりで放送作家デビュー、「笑っていいとも」「はねるのトびら」「クイズ☆タレント名鑑」「虎の門」「くりぃむンナントカ」を経て現在『めちゃイケ』、「バイキング(月曜日)」、「水曜日のダウンタウン」、「月曜から夜ふかし」(日「爆報theフライデー」「志村&鶴瓶のあぶない交遊録」などのレギュラー番組を担当

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