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 七回目ゲスト 都築浩さん(HIROSHI TSUZUKI)
名前 都築浩 さん
1967年2月3日 大阪に生まれる。
早稲田大学理工学部除籍後、 20歳の時に『天才たけしの元気が出るテレビ!』で 放送作家デビュー。
現在の担当番組 『進ぬ!電波少年』『学校へ行こう!』 『ガチンコ!』『ASAYAN』 『ここがヘンだよ日本人』『つんくちゃん』 『ウリナリ!』『世界まる見え!テレビ特捜部』 『特命リサーチ200X!』『ガキバラ!』 『1億人の大質問!笑ってコラえて!』 『ヤミツキ』等。
高須さんとは『いきなり!黄金伝説。』で御一緒。
『つんくタウン』では鈴木おさむと共に構成 及びなぜか出演も担当。
現在、新潟が生んだ2人の巨人・田中角栄と ジャイアント馬場との知られざる関係を 1冊の本にまとめるべく、週の半分は新潟で取材に奔走。
映画のこととか、未来のこととか
高須 そんな絶好調の都築くんは、ほら、最近は深夜とはいえ
『つんくタウン』に出演してたりもするやん?(笑)
(現在、CX深夜の番組に、鈴木おさむ氏と共に、 レギュラーで自らご出演中)
都築 …あれはねぇ、(鈴木)おさむ君のせいなんですよぅ。
高須 えっ? おさむはおさむで、
「イヤ、僕が出たいって言ったわけじゃなくて…」とか言うてたで?
都築 あれはですね、会議でずっと決まらなかったんですよ。
つんくさんとの共演者を、一体誰にしようかって。
アナウンサーを一人置くことは決まって、その他には、
広告業界とかマーケティングに詳しい人を一人ぐらい 入れようか、
とかいろいろ意見は出たんですけど、 どうもしっくり行かなくて、
じゃあ次の会議までに その人選を考えてきましょうってことで、
いったんその会議がお開きになったんですね。
その次の会議ってのに、僕は三十分ほど遅刻しちゃったんですよ。
そしたら、遅刻していった現場で演出のタカハタさんが
「実はね、作家の二人に出てもらおうって思って」と言われたわけです。
高須 ほうほう。
都築 で、俺は絶対イヤです、って言ったんです。
おもしろくないし、テレビに出るような要素が
ルックス含めて全部ありません、とかって理由を付けて。
でも、自分一人じゃ弱くって、その時おさむは僕よりも
もっと遅刻しててその場にいなかったんですね。
だから僕は、おさむが来たら二人で一緒に断ろうと思ってて、
それから十分ぐらいで彼が来て。
で、同じようにタカハタさんが
「こうこう、こういう話になってて、作家の二人に
 そのまま出演してもらおうよっていう話になってるんだけど」
と説明したら、おさむはすぐに
「あっ、ありがとうございますっ!頑張ります!」
って言ったんですよ!!(笑)
高須 あっはははっ!!(笑) そんな話やったん!?
都築 僕ビックリしましたよ。おいおいおいっ、て。
高須 いや、でもおさむは以前に別の番組の会議でその事追求したら、
「しょーがなかったんですよぅ、勘弁してくださいよ〜」 とかって、
ものすごく弱気にコメントしててんで?
「あれは致し方なかったんですよ〜」みたいな(笑)。
「うそ〜? 出たかったんとちゃうん〜?」て言うても、
「ホントに勘弁してくださいよ〜」と否定しきりで。
都築 いやいや、言われて二秒後には
「がんばります!!」でしたからねっ。(笑)
高須 ははは(笑)。
いやー、それはええ真実を聴いたなぁ〜。
ところで『つんくタウン』で映画の話、いっぱいしてるけど
映画は元々好きやったん?
都築 僕、大学の頃は映画のサークルでしたから。
高須 あっ、そうなんやぁ。
じゃ、今でも自分が監督やりたい、とか思ってるの?
都築 んー…昔は思ってましたけど、今はどうでしょう。
微妙なところですよねー。
高須 監督ではなく、脚本が書きたい、とかってこと?
都築 ああ、それはやってみたいですけど…
監督って言うことになると、微妙なんですよ。
高須 でもさ、脚本書いても映画はまたこれ、監督のものやで?
都築 あ、それはそうでしょうね。
高須 そしたらまた、自分で撮りたいなぁ、とか、ならない?
都築 うーん、難しいとこですけど…。
僕、映画を撮るんだったらドキュメンタリー映画を
撮ってみたいんですよ。
高須 へぇ〜、それはまた、意外なところ行ったねー。
都築 いや、映画に限った事じゃなくて、「画を撮る」となると
演出家や監督は嘘つきじゃないといけないと思うんですね。
そこにあるものを、それ以上に見せるとかっていう。
僕はこう、そういうのは得意じゃない気がして。
結局、「撮れる人」と「撮れない人」っていうのが
絶対あるような気がするんですね。
それは場数を重ねたからどうなるとかってもんでもなくて、
センスとか、クリエイティビティという点で…
哀しいけど、生まれながらでしかないものがあるんじゃないかって。
高須 …それは確かに、しょうがない部分もある、かもしれへんなぁ。
いや、自分がそれが出来るからって思って言うんじゃなくてね。
俺だって「無い」かもしれへんわけやし。
そしてそれは、ディレクター論にも繋がってくるんよ。
俺は一回、プロデューサーに言うたことがあってね。
その番組の、コーナー担当のディレクターのあの撮り方と編集は、
絶対に企画を殺してるから、何とか言うてくれ、改善させてくれ、と。
そしたら「いや、それはもう、言ってどうなる事じゃないんだよ」
って言われてしまってん。
彼にどんだけ言っても、どれだけ伝えても、もう生まれ持った
センスの問題だから、と片づけられてしまって。
…正直、「ある程度」は勉強でなんとかなるやん。
テレビを死ぬほど見て、何が違うんだって考えて、
死ぬほど悩んで編集したら…。
そんな事すらもしてないと思うのよね、そういうディレクター陣は。
都築 いや、ある程度は絶対勉強でもどうにかなるとは思うんです。
僕も、そこまで「無理っ!!」とは思いませんよ。
でも、結局ビシッと来るような所まではこない。
結局高須さんが「どうにかしてくれっ」て望んでる部分こそが、
それこそ勉強してどうできる部分でもないってことなんでしょう。
高須 そうなんよなぁ…実は、そうやったりするんよなぁ…。
それって、つらい、よなぁ。
都築 だから、自分にそれができるのかなぁっていうのがあって。
まぁ、撮ったこともないからなんとも言えませんけど、
「つんくタウン」で色々な人に監督を依頼して、
たくさん見てしまったからこそ、こう、 今や余計に微妙な感じです、ねぇ。
高須 とは言っても、今後どうすんの?
考えてないと、あかんやん。
僕らの前には偉大な「放送作家のその後」としての先輩に、
大橋巨泉路線と秋元康的路線が横たわってるやん(笑)。
都築 はい、分かります分かります。
高須 タレントになって、リタイヤして、
悠々自適の見本みたいな巨泉さん。
一方で本出したり、作詞したりで才能を文芸的に発揮する
秋元さんみたいな生き方もある。
それは、ずっとバラエティばっかりやっては生きていかれへんって、
この仕事を始めた時に分かってしまって、考え出してるやん。
都築 そうなんですよ。作家の仕事が軌道に乗りだしてから、
すぐに考え出してますからね。「ここ終わったらどうしよう」って。
高須 20代の後半にはもう、考えてるもんなぁ。
三十代ではこうやって、四十代になる頃には別の路線へ…とかって。
でも、思ったより、作家の寿命って伸びてない?
予想していたよりも、自分がまだここに居るっていうか。
都築 そうですねぇ、確かに。
高須 俺、三十五で終わりやと思ってたもん。
都築 あ、僕も思ってました。
三十五でテレビやってたら格好悪いよなぁって思ってたのに、
多分、全然やってますからね(笑)。
高須 やってもうてるやろー(笑)。
なんでかっていうと、タレントの寿命が延びてるからやと 思うねん。
バラエティは今特に、下が出てこられへんくらい、 上が生き残り続けてるやんか。
さんまさん、タモリさん、所さん、たけしさん
その下もとんねるずやダウンタウン、ウンナンも ギッチリ詰まってるもん。
そしたら、残るタレントのスタイルに必要な作家は、
必然的に需要があり続けるわけでね。
どうなっていくんかなぁって、自分でもよく見えてこない。
考えてはいるけど、その通りになるのかなあ、ていう感じで。
都築 だから僕は、もういっそのこと考えないようにしようと思って。
高須 えっ。もういいや〜、てこと?(笑)
都築 う〜ん、うまく言えないんですけど。
放送作家もある種、スポーツ選手じゃないですか。
筋肉使わない代わりに、脳みそ使える時期に使えるだけ使ったら、
ある時、絶対限界がやってくる、ていう点で。
だからもう、それはそれとしてしまって割り切って、
ただ、後は自分の「使えなくなる時期」だけは自分自身で
見定められる自分でいよう、とだけ思ってればいいかなぁと。
高須 ああ、引退みたいな明確なセレモニーもないだけにね。
都築 そうです、そうです。他人から言われないように、
引き下がる精神力だけ持ち合わせとこう、と。
…まぁ、だから現実問題として貯金しとこうって(笑)。
高須 (笑)。
分かる分かる(笑)。
都築 全く仕事無くなっても、何年か生きられるぐらいの
貯蓄はしておこう、と(笑)。
…でも、何で生き残る術を考えるのを辞めたかっていうと、
なんか無理して手繰り寄せてもダメなような気がしたんですね。
例えば、書く気もない小説を書いてくれって言われて、
しょうがなく書いたら思いがけず当たっちゃった、 みたいなのがいい。
狙って、賞取りに行くぞ、とかって書くんじゃなくてね。
こういう言い方は偉そうに聞こえるかも知れませんけど、
放送作家になったのも、ここにこうしているのも
全部巡り合わせだったりするじゃないですか。
「元気」の放送見たのもたまたまだったし、
なりたい!!と強烈に頑張って引き寄せた職業でもなかった。
何気なく、なってしまった職業でもって、 でも、ここまで来られた。
だったら、それに従って飄々としてる方が、
うまく流れるんじゃないかなぁって思うんです。
普通に頑張ってたら、何かあるだろ、と。
…変に頑張ったらその流れが狂っちゃう気がして。
高須 それは確かにそうかもしれへんなぁ…。
俺かって、なろうとしてなった職業じゃないからなぁ。
松本がたまたまこの世界に足を踏み入れて、 そ
れも浜田が競艇の選手の試験に落ちたからで、
その松本がふらふらしてた俺を誘ってくれただけの話で…。
全部全部、偶然の重なり合いでしかないんよなぁ。
都築 そう思ったらね、流れに身を任せるしかないんじゃないかと。
高須 そうやなぁ…。
都築 僕はドラマは全然見ませんけど、ひょっとしたら何かの流れで
「ドラマの脚本書いてみませんか?」って言われるかもしれない。
そしたら、じゃ書いてみようかな、とチャレンジするぐらいでいいかも、と。
いざ、その時が来たら「できません」と 言うしかないかも知れないし。
来るものをやらせてもらって、ダメならダメで落ちていく。
所詮何者ぞ、というのもありますしね、自分自身が(笑)。
だからもう、今をやれるだけやってみればいいんじゃないか、と 思うんですよ。
それしかないって気もするんです。
  偶然を拾い集めた果ての、この現在。未来は果 たして、どこへ転がるのやら…。

御影湯 都築浩の湯 おしまい
都築さん、お忙しい中、たくさんのお話をありがとうございました!!
武内絵美
久保田智子
杉崎美香
中野俊成
そーたに
おちまさと
鈴木おさむ
鮫肌文殊
村上卓史
都築浩
三木聡
倉本美津留
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小山薫堂
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