御影屋

高須光聖がキク「高須光聖×村上卓史」 第3話

スポーツに精通し、単なるスポーツ番組とは異なる面白さを示し始めたスポーツバラエティに数多く関わっている村上さん。どうしても視聴者層が限定されがちだったスポーツ番組に、演出や企画を足すことで新たな可能性を広げたスポーツバラエティ。その創生期にまつわる話をメインに、「おもしろくないをおもしろくする、おもしろがる」アイデアについてうかがうことができました。

インタビュー

第2話

2000.11

スポーツバラエティのプロ

スポーツバラエティのプロ

高須

村上くんは歩くスポーツ辞典やよなぁ~。
生き字引。ジャンクは、村上くんのおかげでどんだけ助かってることか。

村上

そんなそんな、僕も詳しいとは言っても、
体系づけて覚えてるわけじゃないですから。

高須

『ジャンクSPORTS』で初めて一緒に仕事するまでは、
俺は全く村上くんに対する知識がなかったから、
会って話してびっくりしたもん。
スポーツのこと、俺らは何にも知らない。
で、スポーツバラエティを結構やってきたという村上くんに
「あの選手ってどうなの?」と尋ねる、そしたら瞬時に、
「あ、あの人は喋る人ですよ」とか
「この人は物静かな人で、でも、こんなおもしろいエピソードあったりして」
って、ばんばん出てくる。
ほんまにすごい、ある意味"スポーツおたく"だよね。

村上

でも、自由自在の引き出しじゃないんですよ、その知識も。
きっかけ与えていただいて、
それで初めて思い出せたりするようなもんでしかなかったりして。
何とも性能が悪い(笑)。

高須

しかし、その引き出し、ほんまにいろいろ入ってるもん。
あの女子選手はかわいいとか、スタイルが綺麗とかも、名前だけで出てくる。

村上

それだけ言うと、なんかやらしーぃ引き出しみたいですけどね(笑)。

高須

いやいや、でも、単純に真面目な人だなぁ、と思ったのよ。
それはもちろんスポーツ大好きなんだろうけど、それにしたって
よく情報集めて、覚えてるなぁって。

村上

いえいえ、そんなもう、ありがとうございます。

第3話へつづく

放送作家

村上卓史 さん

1966年9月26日生まれ。神奈川県出身。テリー伊藤に師事し、『天才たけしの元気が出るテレビ』で放送作家デビュー。『炎の体育会TV』『もしもツアーズ』『みんなのKEIBA』など担当。馬主としてエンジェルツイート(大井S1東京2歳優駿牝馬)、ビーボタンダッシュ(福山重賞ファイナルグランプリ)など所有。ネットラジオ局ソラトニワ銀座『村上卓史の馬イイ話』(水曜17時)のDJも担当。沖縄YOEC講師。

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